安曇野の美しい自然とゆっくり流れる時間の中でスローライフ

by azumino-macro

「あざか」のおやき


信州の名物と言えば、いろいろありますが、最近は「おやき」もその知名度を上げつつあるようですね^^

「おやき」は、元は小麦粉、そば粉、雑穀粉などを水で練って作った生地で、
山菜や野菜のあんを入れて丸く包み、
焙烙(ほうろく)で表面を軽く焼いて乾かした後、囲炉裏の熱い灰に埋め、
蒸し焼きにして作っていたので「お焼き」と言うそうで、発祥は北信地方・安曇野地方と言われています。
今では、長野県全域で作られていて、あんの種類もいろいろあり、
郷土色豊かなお土産として人気があるようです。

よくお土産物店などで売っているおやきは、工場で大量生産されることが多いのですが、
近くに、昔ながらのおあばちゃんの素朴な手作りおやきを売っているお店があると聞いたので、
どんなおやきなのか食べてみたいと思い、早速行ってみることにしました。

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「あざか」という暖簾がかかっていなければ、普通の民家として見過ごしてしまいそうなお店です。
(店構えとは別に、実は遠くからわざわざ買いに来るリピーターも多い、
おやきファンには有名な?お店だそうです^^:)

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なるほど。噂通り、おばあちゃんの手作りは間違いなさそうですね^^

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「あざか」のおやきは、野沢菜、おから、餡子、茄子の4種類があり、
釜戸で40分ほど低温で焼いて作るそうで、
タイミングが悪いと、40分待つことになることもあるそうです^^;

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まず、ビックリしたのは、その大きさです!(大きさがわかるように、レモンと比べてみました^^;)

おやきもいろいろ食べましたが、こんな大きなおやきは初めてです!
一つ食べたら、十分お腹が一杯になるくらいのボリュームです^^;
皮は固めで、ズッシリと重く、中のあんの野沢菜はお醤油味で、
甘くて濃い味付けが多いおやきの中では、薄味です。

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信州生まれのつれあいの話では、子供の頃、おばあちゃんに作ってもらったおやつのおやきの味は、
今でも忘れられないほどおいしかったそうで、いろいろ今までおやきを食べてみたけれど、
あの懐かしい味にはまだ一度も巡り会っていない、と言います。

「あざか」のおばあちゃんが腰を屈めて一心に「おやき」を丸めている姿に、
あまり豊かでない時代にあり合せの材料で孫に少しでもおいしいおやつをと思い、
一生懸命に「おやき」を作ってくれた遠いご先祖様の姿を、いつしか重ね合わせていました^^

本当に、そんなにおいしい「おやき」って、一体どんな味だったんでしょうねぇー?
(皮は薄く、中には、味噌味のいろいろな野菜が入っていたそうですが、
そのあんが絶妙においしかったそうです!)

信州の人にとって、おやきの味はふるさとの思い出の味、なのかもしれませんね^^
by azumino-macro | 2010-07-06 22:30 | スローフード