安曇野の美しい自然とゆっくり流れる時間の中でスローライフ

by azumino-macro

浅間温泉 湯々庵 枇杷の湯


松本に用事があったので、そのついでに松本市の奥座敷と呼ばれる浅間温泉に立ち寄ってみました。
奥座敷と言っても、現在はほとんど市内に位置し、歴史ある温泉として全国的に有名な浅間温泉。

市営浅間温泉会館ホットプラザ浅間という新しい施設があるというので、探したのですが、なかなか見つからず、
その上、温泉街の車道は思ったより狭く、また坂道が多いので、困っていたところ、
「枇杷の湯」という看板が目に飛び込んできました。

枇杷の湯は浅間温泉でも一番古い温泉施設ということしか知らなかったので、どうしようか迷いましたが、
結局は、枇杷の湯に入ってみることに^^;

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車を駐車場に停めて、入り口を示す矢印の方向に歩いていくと、何やら、武家屋敷風の風情ある建物が見えてきました。

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ここに書かれた内容によると、開湯は約1000年前で、
江戸時代には歴代松本藩主の御殿湯(浅間御殿=温泉別荘?)が置かれ、
湯守によって厳重に管理された、ということのようです?^^;

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枇杷の湯って、藩主御用達の温泉だったんですねぇー!? (知りませんでした・・・^^;)
昔は、老舗温泉旅館だったそうで、どーりで、格式高く、由緒正しい雰囲気が館内全体に漂っているはずです^^;

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お風呂は、内風呂と外風呂があります。

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外風呂は、さわらを使った湯船で、木の香りと感触がとてもいいです^^

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温泉施設全体が、当時の面影を偲ばせる造りになっていて、今まで利用したことがある温泉施設の中でも
こんな格調高い日帰り温泉施設は初めてです^^;

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松本藩主が植樹したという松は樹齢400年だそうで、見事な枝ぶりでした!

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その他に、もう一つ、本館から少し離れたところに露天風呂があります。

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この野趣溢れる露天風呂が、昔の藩主がお入りになられたお湯のようです。
庭園風の景色を眺めながら入浴というのも、なかなか風情があり、
特に、周りの木々が紅葉を迎える季節は、最高の気分を味わうことができそうですね^^

実は、正直に言うと、最初は、古い=汚い、新しい=キレイ、という図式が、
私の頭にあったことは確かなのです^^;
今回、その勝手な憶測が見事に外れたワケで、思い込みによる先入観を深く反省したのでした^^;

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そして、枇杷の湯の歴史を知ることで、浅間温泉が奥座敷と呼ばれる所以を知り、
400年もの長い間続いてきた浅間御殿の途切れることのない温泉のいで湯に
城下町松本の脈々と今に続く歴史を垣間見たのでした。
by azumino-macro | 2010-07-08 00:26 | 温泉ライフ