安曇野の美しい自然とゆっくり流れる時間の中でスローライフ

by azumino-macro

ヒカリゴケ


学生だった時に、武田泰淳の短編小説「ひかりごけ」を読んで、小説の内容もさることながら、
自ら光っているように見えるという非常に珍しいヒカリゴケそのものに、興味を覚えた記憶があります。

ヒカリゴケとは、どんな風に光って見えるのでしょうか?
その後、そのことはず~と疑問のまま、今に至るのですが、

岡谷市でヒカリゴケを見られる場所がある、とニュースで聞いた時には、
これは、千載一隅のチャンス!これを逃がしたら、ヒカリゴケを見る機会はない!と思い、
ちょっと遠いですが、とにかく地図を頼りに、行ってみることに^^;

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ニュースでは、「唐櫃石古墳」の岩でできた石室内に4年前に発見され、その後少しずつ増えて、
今年は、かなりの範囲で生育しているのが見られる、というのですが、

ヒカリゴケのことは、あまり知られていないらしく、僅かな手がかりを頼りに岡谷市内をウロウロしていたら、
やっとのことで、「ヒカリゴケ、ここより5分」の標識を見つけました!

矢印の方向に歩いていくと、突然、道は行き止まりに!?^^;
よくよく見ると、唯一、裏山の崖と民家との間に、獣道のようなわずかに雑草が人に踏まれた跡があり、
数分前に老夫婦がその細い路地に入って行くのを見かけたので、とりあえず行ってみることに^^;
恐る恐るその30cm幅ほどの小路を辿っていくと、
(お二人の姿を見かけなかったら、それが道だとは絶対に気がつかなかったことでしょう!^^;)

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200mほどで、広々とした場所に出ました。
そして、そこには古墳らしきものが!

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これでしょうか?
ヒカリゴケを守るためなのか、人が入れないように入り口をガッチリと鉄柵で固めています。

果たして、目的のヒカリゴケは、この暗い古墳の石室の中に生えているということなんですが・・・・?

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これですね!
確かに、穴の奥で、苔らしきものが光っています!^^ 
(イエ、正確には、光っているように見えるのですが・・^^;)

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蛍光色の緑と言ったらよいのか、不思議な色です。

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ここには、こんなりっぱな解説板が立っているのに、
ここまで来るのに必要な標識が全くありませんでした!ーー;

先に歩いていかれたご夫婦も、入り口をなかなか見つけられず、非常に迷われたそうです^^;

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見れば見るほど、不思議な植物ですね。
ヒカリゴケの花言葉は・・・・あるんでしょうか!?
ちなみに、苔の花言葉は、母性愛・信頼・孤独・物思い だそうですが・・・?^^;

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ヘェ~~、そうなんですねぇ。(ちょっと読みにくいですね^^;スミマセン)
光を反射して光っているように見えるということは、真っ暗なところでは、光らない、ということなんですね。

そして、夏でも涼しい環境でないと、生育しないそうで、石室の中は、一年を通して、
ある一定の温度に保たれているのかもしれません。

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ご夫婦のお話では、山で時々、岩に生えているのを見たことがあるそうですが、
こんなに広範囲に生えているヒカリゴケを見たことはない、ということでした。

お二人も、ヒカリゴケのニュースをラジオで聞いて、遠くから見に来たそうで、
絶滅危惧Ⅰ種のヒカリゴケをこんなに沢山見られて、とても幸運だと話されていました^^

それもそうなのですが、幸運と言えば、いろいろ迷った挙句に、
やっとのことでヒカリゴケに辿り着けた事も、とても幸運だったような気がしている私です^^;
(せめて、入り口に標識あるとよいのですが・・・^^;
 それとも、ヒカリゴケは環境に非常に敏感なので、保護のため、
 多くの見物人が来ないようにと、入り口に標識立てていないんでしょうかねぇー?)
by azumino-macro | 2010-08-28 22:32 | 信州あれこれ