安曇野の美しい自然とゆっくり流れる時間の中でスローライフ

by azumino-macro

緊急地震速報

最後の整理のため、電車に乗り、古巣に向かっていた矢先のことだった。
強くゆっくりとした横揺れに、船酔いにも似た気持ち悪さを感じる。

突然大きな地震が起きたため、電車はストップし、
安全確認ができるまで停車しますとのアナウンスが流れる。

「あずさ」は、そのまま運休になってしまい、古巣へ行き着く手段が無くなってしまう。

震源地は、宮城県沖で、マグニチュード8.8!?
それで、太平洋側の地域には大きな被害が出ているって?

大変な事が起きてしまった!
すぐに連絡を取ろうとしても、携帯は繋がらない。

何時間も経ってからやっと連絡が取れたのはいいけれど、
古巣の町は、案の定、大変な状況になっていた。

それでも、怪我なく、家も倒壊することなく、
家の中だけがメチャクチャになっている状態だそうで、

また、一部ライフラインが停止し、完全に首都圏との交通網は遮断され、
陸の孤島と化してはいるが、命に別状はないと聞いて、
不幸中の幸いと、とりあえず、安堵。

突然、携帯やTVで鳴り始める緊急地震速報の警報音。

地震の研究所で働き、
10年間、緊急地震速報の開発に関する仕事に係わっていた。

震源地から揺れが到達するまでの数秒の遅延を利用して、
人的被害軽減の目的で開発された緊急地震速報。

来る来ると言われていた宮城県沖地震。
自治体は、それなりの対策を取っていたのを知っている。

近い将来、大地震が起こるだろうと言われていた宮城県が、
どこよりもいち早く緊急地震速報を取り入れ、
危機感を持って地震防災対策に積極的に取り組んでいたのを知っている。

それでも、このような大きな地震のエネルギーの前では、
緊急地震速報だけでは無力だ。

防災力を高めるには、地震だけでなく、緊急津波警報をも、という意見もあったが、
それには膨大なお金がかかるということで、
日本では、いや、世界のどこの国でも、未だに取り組んでいない。

インドネシアの時も今回も、津波の被害は甚大で、
TVに写る津波の恐ろしさは、想像を超えている。

緊急地震速報でも地震予知でも津波情報をしてでも
全てを一瞬にして奪い去るこの自然災害の暴力的な破壊力に対しては、
私達人間は、全く為すすべもなく、ただただ呆然とし、涙するばかりである。

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今日の安曇野の空は、悲しいくらい綺麗でした。
でも、その美しさを心から味わうことはできませんでした。

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東北地方太平洋沖地震において
罹災者の皆様には心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。

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被災地の一日も早い復興を願って止みません。

(「平成23年東北地方太平洋沖地震」に関する募金の情報サイト
by azumino-macro | 2011-03-13 00:32 | 日々のあれこれ