安曇野の美しい自然とゆっくり流れる時間の中でスローライフ

by azumino-macro

春の京ヶ倉

昨年の9月24日に登った京ヶ倉に再び、春の景色を求めて登ってきました。

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出発した時は、まずまずのお天気で、北アルプスも比較的きれいに見えていたので、
京ヶ倉(990m)の山頂からの景色を楽しみに、出発しました^^

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先回登った時とは季節が違い、5月ということで、新緑が目に眩しいですね。

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今回の山行のお目当ては、この季節、山を彩るいろいろな種類のツツジを見ること。

明るいオレンジ色のヤマツツジはもちろんのこと、

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鮮やかなピンク色のトウゴクミツバツツジが目を引きます^^

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そして、一番のお目当ては、薄黄色のヒカゲツツジ。
ヒカゲツツジは、長野県で初めて見たツツジです。

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京ヶ倉は、ヒカゲツツジの群落があることで有名で、
ヒカゲツツジの季節には、多くの人が訪れるそうです。

が、山道に咲き終わった花が沢山落ちていたので、先週あたりが見頃だったようです^^;
(残念ですが、また、来年、GWの頃に挑戦するといたしましょう^^;)

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驚いたことには、イワカガミが咲いていました!
わずか10cm丈ほどですが、その可憐な姿は、遠くからでも目立ちます。
急登で苦しい思いをしている時にふと目にすると、たとえ小さな花でも慰められますね^^

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その他、ホタルカズラや

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オトコヨウゾメも咲いていました^^
(花は、小さいですが、とても良い匂いがします)

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そして、登りに時間がかかってしまったせいで(写真を撮りながらだったもので^^;)
山頂に着くころには、北アルプスもぼんやりとしてきてしまいました!@@;

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犀川は、その昔、安曇野から松本平にかけては湖だった(と言われています)時代に、

湖の主の犀龍(さいりゅう、頭に角がある龍)と山向こうの池(諏訪湖?)の
白龍王(はくりゅうおう=諏訪大神?)との間に泉小太郎(いずみこたろう)が生まれ、
湖の水をなくして人々の住める豊かな郷土を作りたいという小太郎の願いを叶えるため、

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母親の犀龍が小太郎を背中に乗せ、白龍王とともに山清路(さんせいじ)の岩を打ち破って
湖の水を日本海へ流し、この地を豊かな平野にした、という伝説があります。
(山清路とは、まさにこの京ヶ倉のある辺り一帯の地域ですね^^)

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そんなロマンに想いを馳せながら、犀川の蛇行した流れの向こうに、
北アルプスがそびえる雄大な景色をかろうじて見ることができ、
登りはきつかったですが(梯子やロープなどが数ヵ所設置されています)、
花と眺望に恵まれた京ヶ倉の魅力を満喫した一日となりました^^
by azumino-macro | 2011-05-16 22:14 | トレッキング