安曇野の美しい自然とゆっくり流れる時間の中でスローライフ

by azumino-macro

栗尾山満願寺つつじ公園

松尾寺に行った後、満願寺のつつじも見頃なのではないかと思い、
見に行ってみることにしました。

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参道の手前にある「微妙橋」(「お経橋」)

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日本三霊橋のひとつだそうで(満願寺微妙橋、高野山無妙橋、越中立山無明橋)
安曇野市の有形文化財に指定されています。

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この橋の下を流れる川は、古書によると、「三途の川」とされていて、
この橋は、さしずめ「三途の川を渡る橋」?^^;

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橋の下を流れる川が「三途の川」だとすると、
この川を渡った向こうは、「あの世」ということになりますが・・・?^^;

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山道の参道を登っていくと、仁王門があります。
石段は全部で、170段あるそうで、極楽浄土へ行くのもなかなか大変です?^^;

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石段を上りつめた極楽浄土には、栗尾観音と聖天堂がありました。

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そして、本堂。
725年頃に建立というのですから、古刹というにふさわしい存在感です。

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本堂には、亡くなった後の四十九日の苦しみを現す、「地獄極楽変相之図」が飾られています。
三途の川、ありますねぇー^^;

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現世で犯した罪により、様様な罰を受けます。
(昔小さい頃に聞かせられていた地獄の話を連想させますね^^;)

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閻魔大王の裁判所では、閻魔帳に罪状が全て書かれていて、犯した罪により、行先が決められます。
罪人は、地獄へ連れて行かれ、嘘をつくと、舌を抜かれます^^;
(絵を見るだけでも、犯罪防止に大いに役立ちそうですね^^;)

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六道能化の地蔵尊
六道の巷に現れて、衆生を教化し救う地蔵菩薩
六道(りくどう、ろくどう)とは、仏教において迷いあるものが輪廻するという、
6種類の迷いある世界のこと。( 天道、 人間道、 修羅道、 畜生道、 餓鬼道、 地獄道) 

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そう言えば、参道の入り口、微妙橋の袂に、六地蔵が祀られていました。

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そして、仏教が描く「極楽浄土」

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満願寺の境内(極楽浄土?)には、花が咲き乱れていました^^

ニリンソウ。

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アツモリソウ

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シャガ

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シラネアオイ

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リュウキンカ

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そして、つつじ公園というほどですから、つつじも見事です^^

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色とりどりの花が咲き乱れる極楽浄土のような庭園にかかる蓮華池

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「信濃高野」と呼ばれる真言宗の寺、満願寺。
昔、こんな山奥にまで参拝者が参詣しに来たのかと思うとちょっと驚きますが、

蝦夷征伐に行く坂上田村麿が当時有明山山麓に住んでいた鬼の八面大王を退治した際に、
(八面大王鬼説には、諸説ありますが)
その祟りを鎮めるためにお寺を作り観音様を安置して祈ったと言われている古刹で、
安曇野のパワースポットと言えますね^^

満願寺のつつじは、まだまだ蕾の方が多かったので、見頃はこれからのようです^^
by azumino-macro | 2011-05-23 22:56