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by azumino-macro

マクロビオティック カンファレンス2011 ”未来のため、私たちができる事”

2日間に渡り、小淵沢の(株)アルソア本社で開催されたマクロビオティックカンファレンス2011に
地和子先生及び、地和子マクロビオティッククッキングスクールの生徒さん達と共に参加して来ました。

昨年初めて参加したマクロビオティックカンファレンスですが、
今年は、3月11日の震災を機に突如変化してしまった日本の状況を踏まえて、

「未来のため、私たちができる事」

というテーマのもと、今までとは趣が異なる内容となりました。

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今回は、昨年楽しかったクッキングライブはなく、
2日間、レクチャーと参加型クラスのみの構成で、
参加者全員グループに分かれて「今、私たちにできる事」というテーマで話し合い、
グループ毎に話し合いの内容をまとめて、最後に発表するという場も設けられ、
異例のカンファレンスとなりました。

レクチャーの中で、一番印象的だったのは、福島第一原発より24kmで被災された
橋本宙八先生の被災者としての立場でお話された
「文明のパラダイムシフト フクシマ見えない世界への重い扉」と題したレクチャーで、

その中で、フクシマで起きたことや、今の現状、そしてこれから起こり得る多くの悪影響について語られ、
このフクシマで起きた原発事故により、文明のパラダイムシフトが世界各地で起こってくるだろう、
という予言のようなお言葉に、

今のこの世界中の消費国家が、自然から様々な収奪を行い、地球環境を破壊してきた
そのツケをこれから、どのような形で償っていかなくてはならないのか、と考えると、

自分自身を含めて、人間の欲望の深さと驕りの気持ちがもたらした人災であるフクシマの問題を
日本人である私たちは、等しく背負っていかなければならないのだ、と強く感じました。

このパラダイムシフトとは、その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想、
社会全体の価値観などが革命的にもしくは劇的に変化することを指す言葉だそうです。

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その後登場された久司道夫先生は、レクチャーの中で、
今の日本に於いて、内部被爆の悪影響を低減し、生命力を強くし、
どんな困難な状況にあっても、健康な体を維持し、
的確な判断力を授けてくれるマクロビオティックが果たす役割は大きい、とおっしゃられました。

福島第一原発が撒き散らした放射性物質による汚染の問題が更に深刻になっていく状況の中で、

生命力の強さが生き残りの条件となっていくであろう、
そのためにこそ、人類を救う手段として、マクロビオティックを広めて下さい、ともお話されました。

その他、パトリシオ先生のレクチャーでも、
この緊急時に於ける様様なマクロビオティックの知恵を授けて頂き、
参加者一同、先生方のお言葉に聞き入って、一つ一つの言葉を自らの心に刻み込んだのでした。

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今年は震災の影響で、カンファレンスの開催が危ぶまれたそうですが、
こういう形で講師の先生方のお話をお聞きすることが出来、
また参加者同士意見を交わすことで、お互いの繋がりを強く感じ、

特に震災後の放射能汚染のことが重要な問題となりつつある今日の日本に於いて、
よりマクロビオティックの普及の必要性を強く感じた参加者が多かったのではないかと思います。

そして、フクシマで起きたことは、将来世界の何処かで起こり得ることでもあるので、
日本から世界へ、未来のため、私たちができる事、

それは、人類の恒久的な生存のために、人間として正常なDNAを後世に残していくこと、

放射能による内部被爆によって引き起こされる病気はもちろんのこと、
後世に受け継がれていくべき遺伝子の破壊を避けるためにも
伝統的な日本食の復活の必要性を確信し、

まずは身近な家族から、地域から、そして日本から、世界へ、
一人でも多くの人にマクロビオティックを広めるために、個人レベルで具体的な行動を起こすこと、

生き残るために、自分自身をそして他の人々を丈夫にすること、
私達の環境、地域の環境、食べ物を良くすること、などを心の中で久司先生とお約束し、

マクロビオティック食の普及のため、私達一人一人が果たす役割の重要性を再確認したのでした。
by azumino-macro | 2011-10-09 22:42 | Macrobiotic