麻の実の料理教室 in ゆるカフェ日和manaya
2014年 08月 11日麻の実を使ったマクロビオティックの料理教室に参加しました。
講師は、大矢久美子さんという奈良県の吉野からいらしたmanayaさんのお友達で、
以前、長野市でマクロビオティックのお料理のお店をやっておられ、
今は、ご結婚されて、吉野で、旦那様とお蕎麦屋さんをされているそうで、
麻の実を使ったお料理もだされている、ということでした。
麻の実は、あまり流通されていないので、知らない人も多いかもしれませんが、
(実は、私もあまりよく知りませんでした)大変優れた健康食品だということです。
そういえば、七味山椒の中に入っていますね^^
これは、麻の実をお水とブレンダ―にかけて作った麻の実ミルクです。
麻炭。
何でも麻炭は、多孔質性が、備長炭のおよそ4倍もあるそうです。
この微細な穴で、有害な化学物質などを吸着するそうで、
麻炭は、活性炭として素晴らしい効果があるということのようですね。
これを、塩と一緒にすり鉢で擂り、その後、胡麻と一緒に擂って、胡麻塩を作ります。
これは、麻の実オイル、
麻の実油の成分の約80%が必須脂肪酸でできていて、
他の食用油と比べても大変多い割合だそうです。
しかもオメガ3(アルファ・リノレン酸)とオメガ6(リノール酸)の割合が理想的なバランスで含まれています。
オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸の望ましい摂取比率は1:1から1:4であると言われていますが、
典型的な西洋での食事ではオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸の比率は 1:10から1:30の間で、
オメガ6脂肪酸の摂取が極めて高い実態にあるそうです。
この原因は、代表的な食用油の多くが高い比率のオメガ6脂肪酸を含んでいて
オメガ3脂肪酸をほとんど含んでいないからだそうです。
オメガ6脂肪酸は、うつ病、アレルギーなどの原因となっている可能性が報告されています。
オメガ6脂肪酸は、ベニバナ油、グレープシードオイル、ヒマワリ油、コーン油、大豆油、ゴマ油などの食品に多く含まれています。
そして、身体に良いとされているオメガ3脂肪酸は、アブラナ(キャノーラ)、ダイズ、特にエゴマ、アマ、アサなどに含まれているそうです。
これは、麻の実オイル、ヘンプオイルを使ったマヨネーズ
もどき料理の傑作、ウナギもどきの蒲焼風にも、麻の実を入れます。
海苔と具材を使って、ウナギに似せて成形します。
どんなウナギになるか、お楽しみ~^^
これを、油で揚げ、その後、フライパンで焼き色を付け、タレにつけます。
うわぉ!
本当に、ウナギにそっくりですね!
麻の実あらめ煮
麻の実マヨネーズを使った野菜の重ね煮と青菜のマヨネーズ和え
麻の実をたっぷりと使ったお料理の出来上がり!
デザートは、麻ミルク葛餅
おからも入った麻おから精進うなぎ
麻の実が、非常に優れた健康食品であることを知り、
このような食品が、一般的にも知名度が上がり、
もっと幅広く、お料理に使われるといいな、と思います。
今回は、油について再認識させられることばかりで、とても勉強になりました。
美味しいお料理と素晴らしい麻の実のご紹介、ありがとうございました^^