すみれマニア
2010年 04月 16日(この寒波は、全国的なもののようですが・・・)
雨は降っていなかったので、買い物がてらお散歩に行くことに。
今日の散歩道は、穂高地区を流れる灌がい用農水路「矢原堰」沿いの小道です。
(「堰」という言葉は、安曇野では昔から灌がい用農水路を指すそうです)
先日の「拾ケ堰」沿いのあずみ野やまびこ自転車道ほど道幅は広くありませんが、
気持ちよくウォーキングできるように整備されています。
満開の桜が水面に映って、とてもきれいです。
安曇野には、このような堰が11本も流れています。
昔は、扇状地だったため水が地面にすぐに浸み込んでしまい
水田に向いていなかった安曇野ですが、堰の開削により
県下でも有数のお米の産地として生まれ変わったそうです。
カルガモのつがいもノンビリ水の流れに身を委ねて流れてゆきます。
今日は雲が多くて、山は全然見えません。
そこで、自然と目線は、足元に。
下を向きながらしばらく歩いていると・・・
目線の先に・・・見つけたのは、スミレです!
やっとスミレに出会えました^^
たかがスミレですが、されどスミレで、
スミレと一言で言っても、その種類は約800種。
日本に生息しているだけでも約250種もあるそうで、
なかなか奥の深い植物なのです。
色も一般的な紫色(菫色)から白、ピンク、黄色、と変化に富んでいます。
この季節になると、足元にひっそりと咲いているスミレを見つけようと、
どーしても下を向いて歩いてしまう「すみれマニア」の私。
(山菜やきのこ採りの方々と同じ格好ですね・・^^;)
意外なことに安曇野は、スミレの種類も数もあまり多くありません。
関東地方ならポピュラーなタチツボスミレや野路スミレでさえも
安曇野ではあまりお目にかかりません。
(山の方に行くと咲いているのかもしれませんが・・・)
今日見つけた以外な大物?、白いエイザンスミレです。
(写真がボケボケですね。スミマセン!)
その名の通り、エイザンスミレ(叡山すみれ)は山ではよく見かけますが、
道路脇に咲いているのを見るのは、これが初めてです。
種が何処かから運ばれて、ここに根付いたのでしょうか?
平地でエイザンスミレに出会えるとは・・・
今日は、ちょっと得した気分^^
安曇野で、もっともっと多くのスミレに出会いたい私。
スミレの花の期間は短いですが、
ここしばらくは珍しいスミレに出会うために、
平地や山の中を下を向きながらウロウロすることになりそうです^^;